喫茶店シリーズ〜年末年始
遅れましたが2020年、明けましておめでとうございます。
今年もおむすびブログをよろしくお願い致します(*⁰▿⁰*)
皆さんは年末年始どのように過ごしましたか?
私はサービス業従事者として真っ当な年末年始を過ごしていました。
今回は喫茶店の年末年始について書きます◎
さて、皆さんご存知の通り、飲食業界に年末年始はありません。
むしろ年に一度の書き入れ時。
一般的に喫茶店が一年で最も売上が高いのが8月、そこから冬に向け緩やかに売上が下がり、年末年始でドカーンと稼ぎ、2月は冬眠と言われています。
(なので、年末年始で稼がないと下期の予算達成の危機です…。)
私の働いてるお店も時短営業はありますが、年中無休で営業しています。
と言っても、年始早々お客さんとか来ないでしょ?みんな家でテレビ観てるでしょ。まあ混んでも土曜日くらいの売上じゃない?
と、油断していた私の心は入社一年目でぶち壊されることになります。
年末年始は、いつもの営業とちょっと雰囲気が変わります。
ここはファミリーレストランか!?
と思うほどグループ客数が増えます。
いつも2人で来店される老夫婦が子供孫を連れて来店してくれるので、7.8名様の団体へと変貌するのです。
案内係「次のお待ち6名様5名様10名様でーす!」
スタッフ「申し訳ございませんお待ちくださーい!」
とゆう会話が常に行き交います。
そしていつもはコーヒーとパンだけのオーダーが、サンドイッチやデザートが付いて伝票が長くなる。
ドーンと来てガーッと食べて帰っていく…×100。
力士の大群が押し寄せてくるような恐怖がある。
予測外して発注トチると土下座レベルの悲しい気持ちにもなる。
だけど、不思議と年末年始の営業が嫌いじゃないんです。
31日に良いお年を、とご挨拶した方に1日に明けましておめでとうと挨拶できたり、
普段2人で来店される老夫婦が子供や孫と一緒で嬉しそうな顔を見られたり。
団体の席確保のために心理戦のようなご案内をやったり。
修羅場を抜けた達成感や、スタッフとの謎の連帯感が味わえたり。
少しずつ通常モードに切り替わっていく人々を眺めつつ、自分を通常モードに戻していく過程も好きです。
是非、年末年始にテンパっている店員を眺めに喫茶店へいらしてください。
いつもよりテンション高めの接客でもてなして貰えるはずです。